手順 |
作業の詳細 |
1.症状 |
@電池挿入部カバーの爪が折れてしまい、カバーがロックできない。
A電源をONにすると、一瞬電源ランプが点灯するがすぐにOFFになる。 |
2.壊れた
部品の特
定 |
@電池挿入部カバーの爪
これは一目でわかりました。
A電源挿入部カバーの開閉を検知する部品
これはすぐにはわかりませんでした。幸い、同じカメラを所有する同僚がいたので、それと比較してみることで破損した部品を特定できました。 |
3.カバー
の爪の修
繕 |
Fig. 3-1 |
電池挿入カバーの爪は、青の矢印の部分です。写真はすでに修理を終えた状態です。
折れた部分を接着剤で修理しても、また折れるだろうことは容易に想像できます。そこで、この部分に小さな金属ネジを埋め込み、ネジの頭の部分で電池挿入カバーをロックするようにしました。
位置を決めるのに少し手間取りましたが、ネジを埋め込んで接着剤で周りを固めて完成です。接着剤を使用したのは、ネジだけで放置すると周りのプラスティックが割れてしまうのを防ぐためです。ちょっと不細工ですが、普段は見えないので気にしません。 |
4.開閉検
知部品の
修繕 |
Fig. 4-1 Fig. 4-2 |
電源挿入部カバーの開閉を検知する部品は、Fig. 4-1の赤の矢印の部分にあります。写真はすでに修理を終えた状態です。
この部品は本来、Fig. 4-2のような形をしています。緑で示した部分が上下に動きます。カバーを閉めると、この緑の部分が下の黄色で示したスイッチを押します。これでカバーが閉じた状態になったことを確認し電源が入る仕組みになっているようです。
緑の部分が折れてしまった結果、スイッチが入らず電源がONにならなくなっていたので、緑の部分の代わりに金属ネジを差し込んでから上を樹脂テープで固定しました。 |