手順 |
作業の詳細 |
1.HDD
の購入 |
LOOX-S5のHDDは、2.5インチ、9.5mm厚ですので、このサイズに適合することと、回転数が4200rpmで容量が10GBだったので、これより高速回転で大きい容量のものを購入することにしました。また、このマシンは仕事専用マシンにしていたので、信頼性や性能を重視してHDDを選びました。この結果、日立のHTS548030M9AT00(5400rpm、30GB)をソフマップ梅田店で購入しました。店頭購入だったので12999円(税別)でした。 |
2.専
用ドライ
バーの
購入 |
|
新亀製作所
SUNFLAG
特殊専用工具
(携帯電話 PHS用 専用工具)
先端形状 Y型 No.17-C |
LOOX-S5のネジはY字型のものなので、一般のドライバーで開けることができません。専用のドライバーが必要です。
今回は近くのホームセンター(アヤハディオ)で上図のドライバーを購入しました。420円(税別)でした。
これは携帯電話の分解にも使えるようですが、私は携帯電話を持ってないのでLOOX専用ですね。 |
3.ネジ
を外す |
Fig. 3-1 Fig. 3-2 |
まずAC電源とバッテリーを外します(上の写真では外していないが・・・)。
Fig. 3-1はLOOX-S5の裏側です。ネジは全部で8本あります。内7本がY字ドライバー用、1本がプラスドライバー用です。プラスドライバー用のネジは傍に△マークがあります。
ネジの配置はFig. 3-2の通りです。中央左がプラスドライバーのネジです。 |
4.キー
ボード
外側の
パネル
のロッ
クの解
除 |
Fig. 4-1 |
ロックは本体と液晶パネルの結合部分にあります。上図の細長い四角形が3つ並んでいる内の左の2箇所がそれです。細いマイナスドライバーでロックの下から、てこの要領で押してやれば簡単に外れます。ここでは少し外すだけでOKです。この作業は、後述のキーボード外側のパネルを取り外す直前に行ってもかまいませんが、次の作業(ポインタボタンの外側のパネルを外す)の前に行う方が安全です。 |
5.ポイ
ンタボ
タン外
側のパ
ネルを
外す |
Fig. 5-1 Fig. 5-2 |
静かに表向けにして液晶パネルを開きます。この時に、ポインタボタンの外側のパネルが半開きになっているので注意が必要です。
ポインタボタンの外側のパネルを外します。向かって左に爪があるので右側から剥がすように外します。外す前がFig. 5-1、外した後がFig. 5-2です。 |
6.スピ
ーカー
端子を
外す |
Fig. 6-1 Fig. 6-2 |
スピーカー端子を外します。これはそっと引き抜くだけです。外す前がFig. 6-1、外した後がFig. 6-2です。 |
7.ボタ
ン基盤
を外す |
Fig. 7-1 Fig. 7-2 Fig. 7-3 |
ボタン基盤を外します。まず、左端に金属棒がありこれで刺さっている状態なので左側から持ち上げるようにして外します。次にボタンの基盤のケーブルを外します。Fig. 7-1では右の方、スピーカーケーブル端子のすぐ左上に見えているのがケーブルです。爪の部分はFig. 7-2からFig. 7-3の状態に起こすことで、ケーブルを引き抜ける状態になります。 |
8.キー
ボード
に関す
る注意 |
Fig. 8-1 Fig. 8-2 |
キーボードは外す必要がないので、外側のパネルに乗った状態のままでOKです。
参考までにどこでつながっているか、どこまで動かせるか示しておきました。 キーボードはFig. 8-1のようにつながっています。これは外さなくても作業できます。Fig. 8-2のように半時計回りにずらすことでHDDを外せます。ただし、無理に引っ張ることのないよう十分注意して下さい。どうしても不安な人はキーボードケーブルを外しましょう。私はうまく外せなかったのですが・・・ |
9.キー
ボード
外側の
パネル
を外
す。 |
Fig. 9-1 Fig. 9-2 |
まず液晶画面を目一杯広げておきます。キーボード周辺のパネルを開ける時には、これも左側に爪があるので右側から剥がすように外します。キーボードケーブルに注意してFig. 9-1の状態まで開けます。パネルの爪の位置はFig. 9-2の通りです。少し固いので力を入れすぎないように注意が必要です。 |
10.古
いHDD
を外す |
Fig. 10-1 Fig. 10-2 |
HDDのケーブルを外します。Fig. 10-1のオレンジ色に見えるものがそうです。これをそっと引くことでHDDが取り出せます。Fig. 10-2はFig. 9-1からHDDを取り外した後の写真です。 |
11.
HDDを
交換す
る |
ケーブルを古いHDDから外します。なるべくまっすぐ引き抜くようにします。少し左右にずらしながら引いても大丈夫のようです。かなり固いので勢い余ってケーブルを引きちぎらないように、ケーブル側を持つ手を固定する感じで力を入れると良いようです。
逆の要領で新しいHDDをケーブルに接続します。コネクタのピンを折らないように注意します。HDDの4本だけ他から離れているピンはコネクタに接続しません。ケーブル側の端子は、HDDの端子の1本ない部分が白く塗ってあります(HDDの接続向きを間違うことの無いようにでしょうか、親切ですね)。 |
12.パ
ネル類
を元通
りはめ
る |
Fig. 12-1 Fig. 12-2 |
HDDを収めたら、逆の手順で戻していきます。注意が必要なのは以下の2点です。
@キーボード外側のパネルは左端の爪の部分がしっかり入っていることを確認すること(Fig. 12-1)
Aキーボード外側のパネルをはめ込むときは、液晶ケーブルを噛まないように注意すること(Fig. 12-2)
キーボード外側のパネルは左端の爪がパチン、とはまってから他の部分をはめます。Fig.12-1とFig. 9-2を比べてみるとよくわかります。
ネジを取り付ける時は液晶を開けたままでネジの反対側を押さえて止めます。一方の端から順に取り付けるのではなく対角線の位置で交互に止めていくのが基本です。
これで交換作業は完了です。
あとはHDDをフォーマット、分割(パーティション作成)し、OSやソフトウェアをインストールしました。 |