Viola Dream

TP-240 HDD交換

パソコン  ThinkPad 240 (2609-21J)
Celeron 300, 64M, 6.4GB

 軽い上に底部に指が入りやすい構造なの
で、家の中でも自由自在に移動できるのが気
に入っています。他のユーザーさんのホーム
ページでも書いてあるように、液晶がちらつく
悪い癖があるマシンです。IBMに修理してもら
ったのですが、完治していません。 
目的  内臓HDDが壊れたので交換して修理する。 

交換手順
手順 作業の詳細
1.HDD
の購入
 ThinkPad 240のHDDは、2.5インチ、9.5mm厚ですので、このサイズに適合することと、容量が6.4GBだったので、これより大きい容量のものを購入することにしました。また、このマシンはインターネット専用端末にしていたので、特に大容量や高性能なHDDが必要ではなく、価格重視でHDDを選びました。価格.comの情報を参考にしました。この結果、日立のDK23CA-15(4200rpm、15GB)をアーキサイトで購入しました。送料込みで9650円でした。

  価格.com:  http://www.kakaku.com/sku/pricemenu/hdd25.ht
2.ネジを
外す

Fig. 2-1
 まずAC電源とバッテリーを外します(上図では外れてませんが・・・)。
 ThinkPad 240のHDD交換はプラスドライバー1本でできます。このあと
のネジも全て同じサイズのドライバーでOKです。
 外すねじは上図の赤の丸で囲った3本だけです。3本とも同じ大きさな
ので分けておく必要はありません。
3.カバーを開ける    
Fig. 3-1                 Fig. 3-2
 赤の丸で囲った部分に三角の印があります。Fig. 3-1からFig. 3-2の状
態になるように、カバーを抑えながら左へずらします。Fig. 3-2の状態に
なれば、カバーごとHDDが取り出せます。本体へのケーブルはありませ
ん。
4.HDDを取り出す    
Fig. 4-1                Fig. 4-2
 Fig. 4-1がHDDを外した後の状態、Fig. 4-2が取り出したHDDです。HDDはカバーにネジで固定されています。
5.壊れたHDDを外す    
Fig. 5-1               Fig. 5-2
 次にHDDをカバーから外します。まず、両横とコネクタ側の合計6箇所のネジを外します。コネクタ側には少し短いネジがついています。ネジの配置はFig. 5-1に示したとおりです。
 ネジを外すと、Fig. 5-2のようにカバー、保護フィルム、HDDに分解できます。
6.壊れたHDDをコネクタから外す
Fig. 6-1
 なるべくまっすぐ引き抜くようにします。少しなら左右にずらしながら引いても大丈夫のようです。Fig. 6-1は、下が外す前、上が外した後です。
7.新しいHDDを取り付ける  新しいHDDを取り付けます。
 コネクタのピンを折らないように注意します。HDDの4本だけ他から離れているピンはコネクタに接続しません(Fig. 6-1参照)。
 逆の手順でカバーを取り付ければ作業は完了です。

 あとはHDDをフォーマット、分割(パーティション作成)し、OSやソフトウェアをインストールしました。

交換後の感想
交換後の
ThikPad 
240の様
 ベンチマークを取ったわけではないのですが、起動が明らかに早くなりました。画像の加工は依然として遅いのですが、シューティングゲームやホームページ作成ソフトについては、動作が速くなったことが体感できました。
 HDDからの音や振動、熱については、交換前と比べて特に変った様子がありません。回転音は聞こえますが気になるほどではありません。時折、何もしていなくてもカチャカチャコン、とヘッドの移動する音がします。この瞬間に何か作業をしていると、一瞬動作が止まってしまうのはちょっと気になります。 
壊れた
HDDにつ
いて
 起動や終了時にエラーが頻発し、ついに起動ができなくなりました。外付けHDDとして他のパソコンにつなぐと認識するのですが読み書きが全くできませんでした。
 興味本位でこじ開けて中を調べてみました。すると、ディスクは全くの無傷に見えました。
 壊れるずっと前から、このHDDは軽く振ってみるとカチャカチャと音がしました。分解した時に調べてみると、ヘッドの動きに関係するパーツが揺れて音がするようでした。ディスクやヘッドに異常がなさそうだったので、今回のHDD故障は、このパーツが外れたために発生したのかもしれません。

トップへ
トップへ
戻る
戻る

http://tp240.web.fc2.com/
inserted by FC2 system